POG Again

POG歴約20年

2017-2018 POG 牡馬第9位

第9位:フラットレー

父:ハーツクライ

生産:ノーザンファーム 馬主:キャロットファーム 厩舎:美 藤沢和雄 2015/4/08

馬名の意味・由来:マイケル・フラットレー=アイリッシュダンスのダンサー、振付師。リバーダンスの振付師、初代リードダンサーとして有名。

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クロス:Northern Dancer 9.38% 5x4
『仔出しが良い』。本馬の母を一言で評するにこれほど相応しい言葉はありません。全馬勝ち上がっている兄姉同様に豊富な骨量と深さのある胸を有し、肩周りや臀部を発達した筋肉が覆っています。厩舎では穏やかな表情を見せる反面、放牧先では他馬を押しのけて常に先頭を行く負けん気の強さを見せており、大舞台でも物怖じせず、勝ち抜くために必要な勝負根性を備えていることがうかがえます。首の動きに連動して全身を伸縮させて生み出す推進力には目を見張るものがあり、重賞制覇のみならず産駒悲願のG1タイトル奪取まで期待しています。

 

バウンスシャッセ(重賞3勝)、フロアクラフト(13年オークス-GI・5着)の3/4妹で、ホーカーテンペスト(12年ニュージーランドT-GII・6着)の半弟にあたる良血。母リッチダンサーは日本で産んだ5頭がすべて勝ち上がっており、確実性と大物感を兼ね備えた優れた繁殖牝馬。本馬の父ハーツクライは、リッチダンサーの2代父Diesis(とその全兄Kris)と相性が良好。ダービー卿チャレンジトロフィー(G3)を制したマジックタイムは、2代母フサイチカツラが「Sadler's Wells×Kris」という組み合わせだが、本馬の母リッチダンサーは血統表の2代目にDiesis(Kris の全弟)と Fairy King(Sadler's Wellsの全弟)を並べているので配合構成がよく似ている。母方にFairy Kingを持つハーツクライ産駒といえばアドマイヤラクティ(コーフィールドC、ダイヤモンドS)の名も挙がる。芝中距離で大きなところを狙える器だろう。

netkeiba.com

 

バウンスシャッセやフロアクラフトの3/4弟で、ホーカーテンペストの半弟。母リッチダンサーはNorthern Dancer5×3を持つので、Northern Dancerのクロスを持たない種牡馬との配合ではまず外さない名繁殖牝馬です。母父Hallingは10Fの欧G1を勝ちまくった渋い名中距離馬。バウンスシャッセのタフなコースや馬場だと更にパフォーマンスが上がるような渋さはHallingらしいですね。本馬も斬れ味というよりは粘着力持続力に長けたタイプで、稍重馬場を後方からひと捲りで大楽勝。バウンスとわりと似たイメージで、東京のスローより中山の平均ペースのほうがパフォーマンスは上がる馬でしょうね。
B:芝ダ1800~2200m
ベストコース:中山芝内2000m

2017-18望田潤の2歳勝ち馬評価

 

ノーザンファーム空港・樋口厩舎長

「順調に成長していて、現在は坂路で1ハロン14~15秒の時計を出していますが、動きは素晴らしいです。馬っぷり、背中の感触ともにいいし、スピードも十分。この馬は走ってきそうだし、クラシックに乗せたい。」5~6月中の移動予定。465kg。