第４位：リンフォルツァンド
父：ディープインパクト 生産：ノーザンファーム 馬主：サンデーレーシング
厩舎：栗 角居勝彦 2015/02/22
馬名の意味・由来：イタリア語＝音楽で、表想標語の一つ。一つの音または和音を急激に強める、の意。
クロス：Hail to Reason 9.38% 4x5 Almahmoud 6.25% 5x5 Northern Dancer 15.63% 5x3 Native Dancer 6.25% 5x5
大流星にやや大きめ頭部、ふっくらと丸みある筋肉、母父サドラーズウエルズの特徴がよく表れた外観です。さらにじっくりと眺めると、キ甲から尾骨までの美しいＳ字カーブが四肢をつなぐ強い腱と調和して、適度な緊張感を保って馬体を保持していることがわかります。このバランスは父ディープインパクトの特性によるものです。全姉タッチングスピーチと比較すると伸びやかさでは譲るものの、背中の強さと短さから、より瞬時に体を操作することができ、勝負どころの反応の良さでは姉をしのぐだろうと考えています。マイル前後で自身が持つポテンシャルを最大限に発揮してくれるはずです。
タッチングスピーチ(15年ローズS-GII)、ムーヴザワールド(17年共同通信杯-GIII・3着、東京スポーツ杯2歳S-GIII・3着)の全妹にあたる。母はフィリーズマイル(英G1・芝8f)の勝ち馬。その全姉にモイグレアスタッドS(愛G1・芝7f)を勝ったSequoyah、血統構成がまったく同じ馬(父が同じで母同士が全姉妹)にオペラ賞(仏G2・芝1850m)を勝ったInsight、本邦輸入種牡馬サフロンウォルデンがいる。母方にSadler's Wellsを持つディープインパクト産駒には、トーセンラーとスピルバーグの兄弟、ディーマジェスティ、シンハライト、マリアライト、アドミラブル、アンビシャス、ヴァンキッシュランなどがいる。Sadler's Wellsは欧州2400m向きなので鈍重なところを伝えるが、本馬は母方の奥にスピード豊かなアメリカ血統が詰め込まれているのでバランスが取れている。おそらく本当に良くなるのは3歳夏を越してからだと思われるが、全兄ムーヴザワールドのようにPOG期間中でもそれなりにやれるはず。
サンデーサラブレッドクラブ 7,000万円
ノーザンファーム空港・伊藤賢Ｃ－３厩舎長
「坂路を１ハロン１６～１７秒のタイムで駆け上がっています。まだトモの緩さはありますが、走りを見ているとですが、奥の深さはかなりありそう。ストライドが大きいので、長めの距離が合っていそうで、オークスの舞台で走りを見てみたい。」
１０～１１月頃のデビューを目指す。５０１ｋｇ。
