牡馬第3位:サトノオンリーワン
4月5日に美浦トレセンへ入厩し、5月からWコースで追い切りを開始。ひと追いごとに少しずつ負荷をかけて、5月25日の追い切りはウッドチップコースの3頭併せで5ハロン69秒6-3ハロン39秒6-1ハロン13秒4で馬なり併入。動きも確実に上昇してきた。
「ここまで順調に調教メニューを消化して来られた。まだ少し環境の変化に敏感な面はあるが、力を出せる仕上がりにあると思います」と森一誠調教助手は話していた。
注目のデビュー戦は、6月4日の東京・芝1600メートルジョアン・モレイラ騎手で予定している。
日曜東京の芝1600メートル戦には、東の名門・堀厩舎が期待のディープインパクト産駒サトノオンリーワン(牡)を送り込む。
昨年のセレクトセール1歳セリで1億2500万円(税抜き)の高値で落札。全兄ソールインパクトは2歳重賞で上位争いした実績があり、早い時期から活躍が見込める良血だ。「4月の初旬に入厩。順調に調教を消化して、太め感なく仕上がった」と森助手。
堀厩舎が6月東京で新馬をデビューさせるのは珍しいが「現3歳世代が、遅め遅めのデビューで結果を残せなかったので、仕上がりの早い馬は、早い時期のデビューも試していきたい」と同助手。強豪厩舎の新たな戦略にも注目だ。