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指名馬情報:牡馬第4位

牡馬第4位:ヘンリーバローズ

そして日曜日の中京芝2000m。多くのPOGで大人気となったヘンリーバローズ(牡2、栗東・角居厩舎)がデビューを迎える。セレクトセールで1億円を超える高値がついた馬で、全兄には売り出し中のシルバーステートがいる。「完成度は高く、古馬と併せてもしっかり動けています。血筋もいいですし、クラシックに乗せていきたいですね」と前川助手。鞍上は川田騎手。コメント通り調教の動きは良好で、坂路では楽々12秒0で上がり、CWでは5F68秒台、上がり12秒前半で併せた相手に先着している。初戦から走れる態勢にあり、クラシックを予感させるレースを見せてもらいたい。現3歳世代がイマイチだった角居厩舎。この馬で反撃だ。

 

ただ他のメンバーも粒揃い。ワグネリアン(牡2、栗東・友道厩舎)は友道厩舎期待のディープインパクト産駒で、全姉にはテンダリーヴォイス(アネモネS)がいる。芝コースで6F79秒台、上がりは12秒を切り、堂々古馬に先着。血統面から、先々まで楽しみな馬である。

池江寿厩舎が送り出すのはスヴァルナ(牡2、栗東・池江寿厩舎)。母は4勝を挙げたブルーミングアレーで、母の弟にはトーセンラー(マイルCS)、スピルバーグ(天皇賞・秋)とGⅠ馬が2頭いる良血だ。「オープン馬(2週前のステイインシアトル)と併せても食らいついていた。ステイゴールド産駒だけに気性がいい方に向かってくれれば」と池江師。鞍上はM.デムーロ騎手。1週前調教では同厩のトゥザフロンティアに遅れたが、同馬も期待の良血馬では仕方あるまい。最終調教で更なる好内容を見せたい。

以上3頭は社台系の良血馬。こちらは非社台の代表格、千代田牧場の一番馬とも噂されるトウシンゴールド(牡2、栗東・佐々晶厩舎)だ。母はチリのGⅠ勝ち馬で、セレクトセールでも5184万円(税込)と、なかなかの額がついた。入厩直後の調教は平凡だったが、ここへ来て内容も良くなり、1週前はCWで6F82秒台の時計をマーク。大型馬らしく調教毎に良くなっており、あと1本で整いそうだ。ここまでの新馬戦では1、2のメンバー。よく見ておいていただきたい。

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