11日、日本最大のサラブレッド市場「セレクトセール」(主催・JRHA日本競走馬協会)で、当歳馬のセールが行われている。
上場番号347、ジャスタウェイ産駒の牡馬「レディスキッパーの2017」が1億4000万円で落札された。
本馬の姉アドマイヤミヤビは今年のクイーンCを制している。落札者は(株)ラ・メール。
【上場No.347】1億4000万円
— POG Again (@PogAgain) 2017年7月11日
◆レディスキッパーの2017(牡、芦毛)
父:ジャスタウェイ
母:レディスキッパー
母父:クロフネ
販売者:ノーザンファーム pic.twitter.com/VSPdrbmz4k
父はドバイデューティフリー(首G1・芝1800m)を6・1/4馬身差で圧勝し、2014年のワールドサラブレッドランキングで年間1位となる130ポンドを獲得した。このほか天皇賞・秋(GI)、安田記念(GI)など5つの重賞を制覇するという華々しい競走実績を残した。母シビルは未勝利馬だが、2代母シャロンはCCAオークス(米G1・ダ10ハロン)を勝った名牝。
母はJRAで8戦0勝。2、3着はあったものの勝ち星には恵まれなかった。しかし、希代の名牝ウインドインハーヘアの直系の孫、という良血がモノをいい、繁殖牝馬としては成功。クイーンC(GⅢ)を勝利し、オークス(GI)でも3着と健闘したアドマイヤミヤビのほかにグランアルマダ(準OP)を出している。本馬はアドマイヤミヤビ(父ハーツクライ)の4分の3弟となる。
母の父は日本史上最強のダートホース。武蔵野S(GⅢ・ダ1600m)を1分33秒3、ジャパンCダート(GⅠ・ダ2100m)を2分05秒9という驚異的なレコードで連勝した。砂専用馬ではなく芝のNHKマイルCも制している。種牡馬としては芝・ダート兼用タイプで、カレンチャン、ホエールキャプチャをはじめ多くのGⅠホースを送り出し、母の父としても優秀な成績を残している。