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セレクトセール2017にて、バラダセールの2017が1億6500万円で落札

 11日、日本最大のサラブレッド市場「セレクトセール」(主催・JRHA日本競走馬協会)で、当歳馬のセールが行われている。

 上場番号394、ディープインパクト産駒の牡馬「バラダセールの2017」が1億6500万円で落札された。姉3頭はすべてハーツクライ産駒だったが、本馬は初めての牡馬でディープインパクト産駒となる。8000万円からスタートしたセリは、1億6500万円で里見治氏が落札した。

 本馬の母は亜オークス馬。

 

 父は種牡馬界の不動のエース。父サンデーサイレンスに劣らぬ傑出した能力を持ち、2012年以降リーディングサイアーの座にある。「13年連続」という父の記録に迫ることは確実だろう。ワンランク上の瞬発力を武器とし、JRAのGⅠ勝利数は7世代で「39」という驚異的な数字。また、海外でも仏1000ギニーをはじめG1を7勝しており、能力は優に国際レベルに達している。

 母バラダセールは亜国産。亜オークス(G1・ダ2000m)、亜1000ギニー(G1・ダ1600m)、ルイスマリアカンポス将軍賞(亜G2・ダ1600m)など、アルゼンチン、UAE、フランスで9戦5勝。バラダセールの兄弟にはルブルーズ(亜2000ギニー)、リリオペ(亜重賞2勝)などがいる。4代母ラバンブカは、バンブカ2×2という強度の牝馬クロスを持っている。

 母の父はアルゼンチン生まれのスプリンターで、ブエノスアイレス市大賞(亜G1・ダ1000m)を制覇。しかし、種牡馬としては距離の壁がなく、2000mはもちろん2400mの大レースを勝った仔もいる。スワップス4×3なのでダート向きの適性は高いが、芝でも問題なく、豊かな成長力と大レース向きの底力も特長のひとつ。クラシック向きの血統として魅力的だ。

 

netkeiba.comスポーツ報知JRA-VAN