牡馬第9位:フラットレー
サンスポ
◆アイビーSに臨むフラットレーが、ライバルを蹴散らして世代筆頭候補へ名乗りを挙げ
隠れた出世レースになりつつある2歳OPアイビーS(芝1800メートル)が、土曜の東京で行われる。昨年はのちのオークス馬ソウルスターリングと、皐月賞2着ペルシアンナイトがワンツー。来年のクラシック戦線に乗れそうなのが、名門・藤沢和厩舎が送り込む大物候補フラットレーだ。
今年のダービー馬レイデオロの全弟レイエンダは、残念ながら8月に骨折が判明。しかしながら、横綱級がリタイアしてもクラシック候補がウジャウジャいるのが名門の層の厚さだ。
フラットレーも、レイエンダと同じく札幌芝1800メートルのデビュー戦を快勝。大外一気の勝ちっぷりは同等、いやそれ以上の器と思わせるものだった。北海道での好発進にトレーナーも前のめりになる。
「いい馬。反応がいいし、切れ味がある。動きやすいサイズをしているというか、とにかく手先が軽い」
18日はWコースで、富士Sに出走するサトノアレス、次週の天皇賞・秋に挑むソウルスターリングの真ん中から互角の動きを披露。この豪華セットからも、期待度の高さが分かるだろう。
「レイエンダは骨折してしまったが、いい馬はたくさんいる。来年のためにもここは」と、番頭格の津曲助手。フランケル×ウオッカの超良血タニノフランケルを前にしても、ここは通過点と言わんばかりだ。