牝馬第3位:リアアメリア
【阪神JF】“世代最初の新馬戦”勝ち馬は2戦2勝 アルテミスSを制したリアアメリア
リアアメリア(栗東・中内田充正厩舎)は6月1日、この世代最初の新馬戦となった阪神・芝1600mの新馬戦を8馬身差で勝ち上がると、約5カ月の休養を挟み出走したアルテミスS(GIII)では単勝支持率61.3%という圧倒的な1番人気に応え、重賞初制覇を遂げている。アルテミスSの勝ち馬が阪神JFを勝てば、2017年ラッキーライラック以来2年ぶり2頭目となるが、リアアメリアは無敗で2歳女王の座に就くことができるだろうか。
ちなみに、牝馬限定戦になった1991年以降、阪神JFに出走した“世代最初の新馬戦”勝ち馬は1995年ビワハイジ、2013年レッドリヴェールの2頭だけだが、いずれも無敗の2歳女王となっている。また、リアアメリアには引き続き川田将雅騎手が騎乗予定だが、「中内田充正厩舎&川田将雅騎手」のコンビは今年のJRA重賞で8勝を挙げている。
【阪神JF】リアアメリア 力を出せる仕上がり/1週前トレセンリポート
8日に阪神競馬場で行われる阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳・牝・GI・芝1600m)有力馬の1週前トレセンリポート。
【リアアメリア・猿橋照彦調教助手】
「前走は馬体重が20kg増でしたが、太め感はまったくありませんでしたし、シルエットもひと回りふた回り大きくなっていたことを考えれば、すべて成長分でしょう。ここまで丁寧に調教を積みながらうまく調整ができていますし、力は出せる仕上がりです」
【阪神JF】2頭出し中内田厩舎陣営「リアアメリアとクラヴァシュドールは共に順調」/ねぇさんのトレセン密着
中内田厩舎はリアアメリアとクラヴァシュドールの2頭出しですね。
リアアメリアは3月にゲート試験を合格しているように、2歳の早い時期から順調に調教を重ねています。
「春に比べるとシルエットはひとまわりふたまわり大きくなっていますね。太目感はないです。この秋は特に大きく変わった点はないですが、いい状態を維持しています」と猿橋助手。
リアアメリアの資質の高さはゆっくりゲートを出てから突き抜けた新馬戦、粗削りながらも強い内容で勝ちきったアルテミスS(GIII)を見ても、皆さん納得でしょう。そして、かなり人気を集めそうですね。注目です。
【阪神JF】リアアメリア、丁寧に仕上げ
同舞台の新馬戦を8馬身差で圧勝したリアアメリア。前走のアルテミスSでは、4コーナー最後方から差し切って重賞を制した。猿橋助手は「20キロ増でしたが、太め感はありませんでした。折り合い面など、これまでの競馬を見ていてまったく難がないとはいえませんが、丁寧に攻め馬をしながらうまく調整ができています」と語った。