POG Again

POG歴約20年

指名馬情報:牝馬第3位

牝馬第3位:リアアメリア

f:id:ClaudioSuarez:20191205063424j:plain

【阪神JF】リアアメリア絶妙仕上げ 1週前の好気配をキープ

 「阪神JF・G1」(8日、阪神)

 ソフト仕上げで、心身ともに態勢は万全だ。2戦2勝のリアアメリアは栗東CWで単走。半マイル追いだったが、軽快な脚さばきで好気配を伝えた。同じくデビュー2連勝のウーマンズハートは、栗東坂路で単走。初コンビのビュイックを背に、シャープな動きを披露した。もう1頭の2戦無敗馬レシステンシアも、栗東坂路で単走。ラスト1F11秒9と弾むように伸び、好調をアピールした。

 絶妙なさじ加減で臨戦態勢を整えた。デビュー2連勝でアルテミスSを制したリアアメリアは4日、栗東CWで単走。半マイルから発進し、直線まではゆったりしたリズムを刻む。決してオーバーワークにはならないよう、直線も馬なりのままだ。ラスト1Fで少し手綱を緩めると一気にギアを上げ、4F54秒9-40秒0-12秒3でフィニッシュした。

 中内田師は「1週前にジョッキーを乗せ、しっかりめにやってもらいました。動きも良かったし、満足できる状態。今週は調整程度で、4Fだけ時計を出すイメージ。良かったと思います」と納得の表情を見せる。猿橋助手も「待つところは待ち、ハミを取るところは取っていました。動きも良かったし、楽しみです」と実戦を心待ちにした。

 新馬戦、アルテミスSは、ともにゆったりとしたスタートから豪快な差し切り勝ち。課題に見える発馬についても、指揮官は「スタートは下手ではない。作戦と思ってもらえれば」と全く不安視していない。むしろ心配するのは、少頭数での競馬しか経験がない点。「多頭数で、どういう競馬をしてくれるかが鍵」としたが、「競馬に行けば、上手に走って勝ち切ってくれるので」と力を信じて送り出す構えだ。

 前走で20キロ増と馬体は迫力を増した。「今回はレース間隔があいていないし、プラスマイナス2キロ前後で行けると思う。この中間は成長というより、上積みという感じですね」と好感触だ。鞍上は先週のチャンピオンズCでクリソベリルに騎乗し、今年初のJRA・G1制覇を果たした川田。主戦の勢いも追い風に、無敗で2歳女王の座に輝く。

 

f:id:ClaudioSuarez:20191205081434j:plain

【阪神JF 中内田調教師に聞く】2頭出しで連覇へ!リアアメリア&クラヴァシュドールともに好感触

◆阪神JF追い切り(4日・栗東トレセン)

 ―リアアメリアは2連勝でアルテミスSを制覇。その後の調整は?

 「2戦目で上手に走ってくれて内容も良かったです。育成段階から評判馬で素晴らしい馬だと思っていました。厩舎で調整して順調です」

 ―最終追い切りは栗東・CWコースを単走で余力十分の手応えで走って4ハロン55秒1―11秒9でした。

 「先週、川田騎手が乗ってしっかりやって、今週は調整程度。4ハロンからやってイメージ通り。状態はいいですね」

 ―中内田師にはダノンファンタジーに続く連覇が懸かります。手応えは?

 「精神面など成長途上だけど、十分に走れる状態です。2頭とも成長カーブは違いますが、それぞれの個性を生かして、どちらもいい競馬を期待しています」

 

  

f:id:ClaudioSuarez:20191205063441j:plain

【阪神JF】リアアメリア 動き抜群11秒9!中内田師「上積みある」

 無敗でのG1制覇を狙うリアアメリアはCWコースで4F追い。少し行きたがっていた1週前追いとは違い終始リラックスした走りで4F55秒1~1F11秒9。合図を送ったのはゴール前だけだったが、動き、反応ともに抜群だった。中内田師も「動きは良かったですよ」と満足げ。20キロ増の休み明けだった前走・アルテミスSとは違い、今回は叩き2走目。師は「馬体重はプラス2キロぐらいですね。前走から上積みはあると思います」と、さらなるパフォーマンスの上昇を期待していた。

 

f:id:ClaudioSuarez:20191206021116j:plain

【阪神JF】リア、必勝追いでディープ級女王誕生だ!

2歳女王決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズの追い切りが4日、滋賀県の栗東トレセンで行われた。2戦2勝のリアアメリア(栗東・中内田充正厩舎、牝)はCWコースで単走追い。ソフトな調整ながら、前向きな走りで、中内田調教師が「上積みがある」という好仕上がりだ。世代最初の新馬戦を制したディープインパクト産駒が無敗で女王の座に就く。

 史上12頭目の無敗の2歳女王へ向けて一分の隙もない。2戦2勝のリアアメリアがCWコースをリラックスした走りで駆け抜け、好気配をアピールした。

 「先週しっかりやったので、今週は調整程度。先週は川田騎手にまたがってもらって動きは良かったし、満足のいくものでした。いい状態だと思います」

 中内田調教師が浮かべた笑みこそ、順調な仕上がりの証しだ。角馬場で体をほぐし、向こう正面からスタート。スムーズにコーナーを抜けると、直線では馬場の真ん中を弾むように駆け抜けた。

 4ハロン54秒9-12秒3と時計は目立たないが、1週前の11月28日はCWコースでゴール前に追われてラスト1ハロン11秒2(6ハロン83秒3)の伸び。過去2戦同様に1週前までに強い負荷をかけて態勢を整え、レース直前はソフト。必勝パターンで無傷の戴冠を見据える。

 「育成の段階から評判馬で素晴らしい馬でした」というトレーナーの第一印象を裏切らないデビュー戦だった。6月1日阪神の2歳世代最初となる新馬戦で、馬なりで8馬身差Vとディープインパクト級の衝撃を与えた。続くGIIIアルテミスSでは、4コーナー最後方の9番手から直線で他馬をゴボウ抜き。

2戦ともに1600メートル戦で、上がりはメンバー最速。舞台に関してトレーナーは「新馬で経験しているし、課題にはならないと思います」と、阪神マイルに不安はない。「今まで少頭数の競馬だったので、今回、多頭数でどんな競馬をしてくれるかですね」と、楽しみのほうが大きい。

 成長分を含め前走で20キロ増の482キロだった馬体重は直近の計量で484キロ。「間隔があいていないので、今回は成長より上積みがあると思う」と中内田師は前走以上のパフォーマンスを期待している。

 「競馬に行って、上手に走ってくれる」と長所を挙げたトレーナーは「2歳でこれから成長してくれるでしょうが、現状でも十分走れる状態」と期待を寄せる。昨年、ダノンファンタジーで制した中内田厩舎が送り出す新たな逸材。無傷の戴冠は、目の前だ。

 

f:id:ClaudioSuarez:20191206021143j:plain

【阪神JF】リアアメリア「すごく折り合いがついて乗りやすくなった」
【阪神JF(日曜=8日、阪神芝外1600メートル)注目馬5日朝の表情:栗東】アルテミスSの覇者リアアメリアは追い切り翌日の軽めの運動メニューを消化した。

 片山助手「まだ緩さが残る成長途上の2歳馬ではありますけどね。今の段階でやるべき調整はできていると思いますし、2度の競馬とこの中間にジョッキーが騎乗した追い切りから学習したことで、すごく折り合いがついて乗りやすくなっています。ここで結果を求めるのはもちろんですが、来年へとつながるレースができれば」