POG Again

POG歴約20年

社交界にデビューした少女

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ローズバド

父サンデーサイレンス、母ロゼカラー、母の父 Shirley Heights

生産者:ノーザンファーム 馬主:社台レースホース 厩舎:栗 橋口弘次郎 1997/4/02

馬名の意味・由来:「初めて社交界に登場する少女」のこと。母の初仔である本馬には華々しいデビューを期待したい。

 

デビュー戦を勝った後、9番人気ながら第30回デイリー杯3歳Sを制したロゼカラーの初仔。2000年11月4日の京都芝1600m戦にデビューするも5着に敗れ、その後も折り返しの新馬1400m戦を3着、開催が替わって阪神の3歳未勝利1600m戦を2着と、確実に伸びてくるも勝ちきれないレースが続いた。4戦目の3歳未勝利1600m戦に松永幹夫騎手との初コンビで1番人気に応え、漸く初勝利をした。

年が明けて昇級初戦の阪神3歳500万1200m戦では、忙しい展開が合わなかったのか10着に敗れた。そのまま桜花賞トライアルの第35回フィリーズレビューに出走すると、6番人気ながら強烈な末脚で追い込み、地方出身の小牧太騎手と人馬共にJRA重賞制覇となった。勢いそのままに本番の桜花賞挑戦かと思われたが、母・ロゼカラーと同じく熱発で回避した。

次走の優駿牝馬(オークス)トライアルの第36回サンスポ賞フローラSでは、横山典弘が初騎乗し、最後方から追い込むも届かず3着に敗れた。そしてG1初挑戦の本番・第62回優駿牝馬では、レディパステル相手にあと一歩足りずクビ差の2着となった。

休養後、秋初戦の秋華賞トライアル第19回関西TVローズSでは1番人気に支持され、スローペースの中上がり最速34秒2を発揮しながら勝てなかった。本番の第6回秋華賞では優駿牝馬で負けたレディパステルには先着するも、同競走で先着したテイエムオーシャンの2着と敗北した。続く古馬初対決となる第26回エリザベス女王杯では、ドバイワールドカップ2着から復帰戦のトゥザヴィクトリーにハナ差まで迫りながらG13戦連続2着となった。母ロゼカラーの4、3、13着という戦績を上回りながら、G1未勝利で3歳時を終えた。

 


2001 オークス