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セレクトセール2017にて、ガールオンファイアの2016が1億8000万円で落札

 10日、日本最大のサラブレッド市場「セレクトセール」(主催・JRHA日本競走馬協会)で、1歳馬のセールが行われている。

 上場番号75、キングカメハメハ産駒の牡馬「ガールオンファイアの2016」が1億8000万円で落札された。

“ホウオウ”の冠名をつける小笹芳央氏は1億9440万円(税込み)で落札し、“非ディープ”の1億円超えを購買。「ガールオンファイアは均整のとれた馬体で、姿が美しい。大きいレースを狙いたいですね。」と同オーナー。栗東の矢作芳人厩舎へ入厩が決まっている。

 

 父は2010、11年のリーディングサイアーで、12年以降は2位をキープしている。サンデー系が支配するわが国における最も優れた非サンデー系種牡馬。17年はレイデオロが日本ダービーを制覇した。短距離王ロードカナロア、ダート王ホッコータルマエ、牝馬三冠馬アパパネ、二冠馬ドゥラメンテ、2歳王者リオンディーズなど、さまざまなタイプの産駒を出せるオールラウンダー。

 母は不出走馬ながらゴルトブリッツ(帝王賞)、ラドラーダ(レイデオロの母)の半妹にあたる。2代母レディブロンドは脚部不安のため5歳6月にデビューがずれ込んだが、初戦の1000万特別を快勝するなど6戦5勝の成績を残した名スプリンターだった。レディブロンドは名馬ディープインパクトの半姉でもある。つまり、3代母はウインドインハーヘア。この牝系の影響力は素晴らしい。

 母の父は2008年のリーディングサイアー。日本ダービー馬アグネスフライトの全弟、母アグネスフローラは桜花賞馬という超良血で、現役時代は皐月賞(GI)など4戦全勝の成績を残した。種牡馬としては女傑ダイワスカーレット、日本ダービー馬ディープスカイ、皐月賞馬キャプテントゥーレなど多くの活躍馬を送り出し、母の父としてはノンコノユメ、ジューヌエコールなどを出している。

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