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指名馬情報:牡馬第9位【画像複数有り】

牡馬第9位:フラットレー

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 ◆【2歳勝ち馬診断】余裕たっぷりのレースぶりで初戦を勝利で飾ったフラットレー…クラシックをにぎわす器
 13日の札幌5Rの2歳新馬(芝1800メートル、11頭立て)は、道中8番手を運んだ1番人気フラットレー(牡、美浦・藤沢和雄厩舎=ハーツクライ産駒)が、2着マツカゼに2馬身半差をつけて快勝した。勝ち時計は1分52秒3。
 ルメールは「ハーツクライの子で、馬場(やや重)も良かった。長くいい脚を使うので、距離が長くなっても絶対に大丈夫」とコメントした。
 母のリッチダンサーは、14年フラワーC、15年中山牝馬S、16年愛知杯の重賞3勝を挙げたバウンスシャッセ(父ゼンノロブロイ)を筆頭に、ホーカーテンペスト(平地5勝、父ホークウイング)、フロアクラフト(4勝、父フジキセキ)、ムーンクエイク(3勝、父アドマイヤムーン)とコンスタントに走る子を出す。ちなみに去勢されてセン馬になった兄が3頭。気性の激しさを伝える母系といえるだろう。
 先月30日の札幌・芝1800メートルで鮮烈に勝ち上がった同厩舎のレイエンダは、右前副手根骨骨折で手術を行うことが発表されたが、外々を回って一気に抜け出す余裕たっぷりのレースぶりは酷似していた。
 やや重馬場だけに時計は遅かったが、パワーを要する芝をこなせたことは経験値として今後有利に働く。
 父の産駒はJRA重賞36勝中15勝が東京コース。東京得意トニービンの血のなせる業か。ジャスタウェイ(天皇賞・秋、安田記念)、ヌーヴォレコルト(オークス)ワンアンドオンリー(日本ダービー)とG1制覇は全て東京だ。
 次走は「秋の東京」の予定。良馬場で切れ味を生かすレースを見たい。ポテンシャル的にはクラシックをにぎわす器だろう。(大上 賢一郎)

 

◆【若駒ピカイチ】フラットレー
 《戦評》1コーナーでは外を回ることを避けて中団の位置取り。折り合いの不安を全く見せず、勝負どころでは一番外を回って直線へ。1頭だけ次元の違う決め手であっさりと他馬をねじ伏せて2馬身半差のV。上がり3ハロンは2番目に速い2着馬を0秒9も上回った。

 《血統》半姉バウンスシャッセは愛知杯など牝馬重賞を3勝。同じく半姉フロアクラフトは4勝を挙げてオークスでも5着に好走した。半兄ホーカーテンペストも平地5勝、障害3勝を挙げるなど堅実な一族だ。

 《将来性》初戦としては文句のつけようがない内容で、完成度の高さを印象付けた。稍重という発表以上に力の要る馬場で、パワー兼備も証明した形だ。良馬場での瞬発力勝負は未知数だが、2400メートル向きのスタミナがある。レイエンダが骨折で戦線離脱した藤沢和厩舎に、新たなスター候補が登場した。

 

◆【先週の新馬戦】早くもクラシック候補!モノが違うフラットレー
 良血馬がそろった札幌芝1800メートルは、ハーツクライ産駒のフラットレーが楽勝した。半姉に重賞3勝のバウンスシャッセがいる良血。馬っぷりの素晴らしさはもちろんだが、ハーツクライ産駒にしてはトモがしっかりとしていて、パドックの段階から“モノが違う”という雰囲気を漂わせていた。レースは後方から大外をまくって、なお2着以下をちぎる圧巻のパフォーマンス。気が早いが、クラシック候補と断言できる。

 
◆【新馬勝ち2歳総点検】2馬身半差の圧勝フラットレー クラシック戦線に乗れる器を証明
 日曜芝1800メートルは断然人気のフラットレーが直線で一気に伸びて2馬身半差の圧勝を飾った。
 前日の雨の影響で重い馬場コンディションが続く中、3角を過ぎたところから大外を回って進撃を開始すると、あとは独壇場。直線はノーステッキで後続を突き放す文句のつけようがないレース内容だ。
 かかる面がないため距離は延びても問題ないし、促せばどの位置からでも競馬ができそう。
 次走は秋の東京戦を予定。抜群の競馬センスに加え、血統背景もしっかりしており、牡馬クラシック戦線に乗れる器として問題なかろう。

 

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