第6位:トーセンブレイヴ
優れた馬格のトーセンブレイヴ。
「僕が兄弟の出世頭に」と母に誓う
育成を担当したノーザンファーム早来の伊藤隆行氏は、春の取材でこう話していた。
「いかにもキングカメハメハ産駒という感じで、馬格は申し分ありません。育成の初期から好馬体で、乗り味もいいですね。まだ子どもっぽいところはありますが、気持ちが成長すれば、さらによくなるのではないでしょうか」
トレセンに来てからの同馬の評価はどんなものなのか。関西競馬専門誌のトラックマンが、その仔細を伝える。
「スタッフからは『背中がゆったりしていて、乗り心地がいい』という声が聞かれます。ギーニョの産駒はまだ大物が出ていないのですが、他の兄たちと比べて『これほどの(いい)感覚は、兄弟で初めてではないか』と話していますね」
「まだまだ成長途上の段階で、走っているところを見ると『体を持て余している』というのが現状です。『気性が幼く、集中力を欠くところがある』という声も聞かれます。結果を出すには、ここからデビュー戦へ向けてどこまで変わってくるか、その辺りがポイントになりそうですね」