POG Again

POG歴約20年

2019-2020 POG 牝馬第10位

第10位:モーベット

父:オルフェーヴル

生産:ノーザンファーム 馬主:シルクレーシング 厩舎:美 藤沢和雄 2015/2/7

馬名の意味・由来:2月7日の誕生色。色言葉は自主性、天才的資質

 

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クロス:サンデーサイレンス 18.75% 3 x 4, Fairy King、Sadler's Wells 15.63% 3 x 5, ノーザンテースト 12.50% 5 x 4 x 5, Northern Dancer 9.38% 5 x 4

母はフィリーズレビュー(G2)、KBSファンタジーS(G3)、クイーンS(G3、2度)、阪神ジュベナイルF(G1、2着)、桜花賞(G1、3着)など、計5勝。

 

 母アイムユアーズは現役時代にフィリーズレビュー(GII)、クイーンS(GIII)など4つの重賞を制覇し、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)2着、桜花賞(GI)3着など、GIでも上位争いをした強豪だった。本馬はその2番子。

 母はFairy King=Sadler's Wells≒Nureyev 2×4・5で、本馬はサンデーサイレンス3×4、ノーザンテースト4・5×5。さらに、母が持つFairy King、Sadler's Wells、Nureyevは、オルフェーヴルの2代母エレクトロアートと配合構成が似ているので、エレクトロアート≒Fairy King=Sadler's Wells≒Nureyev 3×3・5・6。

 

現役時代、重賞4勝をあげたアイムユアーズの第2仔にあたる。初年度産駒のユアーズトゥルーリはデビューが遅れに遅れたが、一転して本馬は早期使い出しが見込める母に似たタイプの産駒となる。ファルブラヴの肌自体が優秀なイメージもあり、母の競走能力を考えれば普通に走る馬を出す筈。仮に牡馬に出ていたらパワー過多で避けたい配合だが、柔らかめに出る傾向がある牝馬ならばイチかバチかで狙ってみても面白い。底力抜群と思われるので気性とスピード面に問題がなければ芝中距離で大仕事をしてもおかしくない。

 

村上隆博厩舎長

「お母さんも扱っていたので、思い入れのある血統です。そして、良い馬が出ました! シルエットはお母さんによく似ていますね。時折ヤンチャな面をのぞかせますが、それもだんだん落ち着いてきました。順調に進んできていますから、あと1カ月くらい乗り込んで、早い時期に競馬場で見てもらえればと思っています」