POG Again

POG歴約20年

指名馬情報:牡馬第8位

第8位:リメンバーメモリー

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 今週の東京、阪神開催から新馬戦がスタートする。今年の注目はタレントぞろいの新種牡馬。なかでも269頭で種付け頭数トップを誇るキズナ産駒が、早い時期から素質馬を送り込んできた。6月23日の阪神・芝1800メートルで武豊が手綱を執るリメンバーメモリー(牡、栗東・佐々木厩舎)など多士済々の顔ぶれ。13年の日本ダービーを制した遺伝子が2歳の夏から早くも存在感を示すか。

 19年にデビューする新種牡馬で目玉となっているのがキズナだ。ディープインパクトの産駒で13年のダービーを制覇。3歳秋には凱旋門賞に挑戦して4着に好走し、世界に力を示した。父の育成も手がけた鳥取・大山ヒルズの斎藤慎取締役ゼネラルマネージャーは「産駒はキズナに似て、元気があって体力のある子が多いイメージです。父と同じようにオンとオフの切り替えが上手な印象。お母さんの良いところを引き出していて、芝からダートまで色んなタイプがいます」と傾向を分析した。

 産駒で特に注目を集めるのはリメンバーメモリー(牡、栗東・佐々木厩舎)で、母は14年に独オークスを制したフィオドラ。17年のセレクトセール(当歳)では9000万円で落札された。6月23日の阪神・芝1800メートルで父の主戦を務めた武豊が手綱を取る。父も管理した佐々木調教師は「走り出すとグッと沈む。元気が良く、その点が似ている。性格も似ていて、普段は余計なことをせず、やるべき事を分かっている。体重は450キロちょっと」と評価は高い。担当は父を手がけた田重田厩務員で「チーム・キズナ」が再び始動する。

◆リメンバーメモリーは6・23の阪神5Rで初陣

 「POG2歳馬特選情報」(28日)
 〈栗東〉キズナ産駒のリメンバーメモリー(牡、佐々木)は6月23日の阪神5R(芝1800メートル)で初陣を飾る予定。師は「フットワークがすごくいい。聞き分けがいいし、従順。乗って良さが出ると思う」と好感触。鞍上は武豊。