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指名馬情報:牝馬第3位

牝馬第3位:リアアメリア

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【2歳新馬戦・阪神】超良血リアアメリア 馬なりのまま8馬身差V

【土曜(1日)阪神芝外1600メートル】衝撃的なパフォーマンスで“令和一番星”となったのはディープインパクト産駒のリアアメリア(牝・中内田)。道中は最後方から競馬を進め、楽な手応えのまま直線で先頭に立つと、馬なりのまま8馬身差Vを決めた。

「意識的にスタートを遅らせて、後ろからの競馬を練習させました。無事に初戦を終えられて良かったです」と鞍上の川田。

 母は2013年の米GI・BCジュベナイルフィリーズを勝ったリアアントニアという良血牝馬。

「まだ幼くて粗削りな部分だらけ。大きいところを狙っていきたい素材なので上手に成長させてあげたい。ひと息入れて次は秋以降になると思います」とは中内田調教師だ。

 昨年は川田&中内田師のコンビで2歳開幕週デビューのダノンファンタジー(東京でグランアレグリアの2着)が秋から3連勝で阪神JFを制覇したのは記憶に新しい。今年も飛び出したヒロイン候補の動向から目が離せない。

 

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【若駒ピカイチ】リアアメリア

 《戦評》ゲートをゆっくりと出て、道中は最後方を追走。スローペースで頭を振るような若さも見せたが、鞍上がしっかりとなだめる。抑えきれない手応えで4コーナーで前を射程に入れると、直線では最後まで馬なりのまま8馬身差をつける圧巻のパフォーマンスを披露。

 《血統》母は2013年の米GI・BCジュベナイルフィリーズの勝ち馬で、加2歳牝馬チャンピオンに輝いた。父は3冠をはじめGI7勝のディープインパクト。早い時期から動ける血筋で、父母から受け継ぐスピードと瞬発力は一級品。気性面がうまく成長すれば、距離の融通も利きそうだ。

 《将来性》中内田調教師は「大きいところを狙っていきたい素材なので、上手に成長させてあげたい」と大舞台を意識する。今後は放牧に出て秋に備える見込みだが、間違いなく牝馬クラシック戦線の主役を担う器だ。