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指名馬情報:牡馬第5位

牡馬第5位:ラインベック

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関西期待の2歳馬が続々 早期デビュー、注目度高く

2019年の2歳世代によるレースが始まって約2カ月。6月の阪神競馬、7月21日に終わった夏の中京競馬では、今後の活躍が期待できそうな関西馬が早速、現れた。

近年、生産や育成の技術向上により、早い時期から力を発揮する若駒が増えている。日本中央競馬会(JRA)が12年から2歳戦の開始時期を2週間早めたこともあり、従来は秋以降が多かった素質馬のデビューも前倒しされる傾向にある。

実際、19年の皐月賞(G1)を勝ったサートゥルナーリア(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)は18年6月の阪神でデビュー。19年のNHKマイルカップ(G1)を勝ったアドマイヤマーズ(牡3、栗東・友道康夫厩舎)は18年夏の中京で初陣を迎えた。この時期の2歳戦への注目度は以前よりも高まっている。

今年、ここまでデビューした2歳馬で新馬戦での勝ちっぷりや血統面から、今後、最も注目を集めそうなのがラインベック(牡、栗東・友道康夫厩舎)だ。6月29日の中京での新馬戦(芝1600メートル)を勝った同馬は、母が2010年の牝馬三冠馬のアパパネ、父が05年の三冠馬ディープインパクトという血統馬である。

レースではスローペースの2番手から最後の直線で抜け出してきた。レースセンスが良く、完勝といえる内容だった。騎乗した福永祐一は「よく調教がされていて、スタートも速かった。安心して乗っていた」。3歳クラシック戦線では距離が延びるが「問題ないと思う」という。同馬は7月20日の中京2歳ステークス(芝1600メートル)でも1着。デビュー2連勝とこの上ない好発進を決めた。