POG Again

POG歴約20年

指名馬情報:牝馬第8位

牝馬第8位:レッドルレーヴ

 

f:id:ClaudioSuarez:20200423035615p:plain

【フローラS】ルレーヴ、エアグルーヴ同門対決に藤沢和師自信「東京いいと思う」

 東京日曜メインはオークスTR「第55回フローラS」。2枚の樫切符を懸けた一戦に良血馬が多数エントリー。中でも平成の名牝エアグルーヴを母系に持つレッドルレーヴとスカイグルーヴの直接対決は見応え十分だ。祖母がエアグルーヴのレッドルレーヴは父キングカメハメハ、母の父ディープインパクト。昨夏急死した“二大巨頭”も名を連ねる平成競馬の結晶とも言える血統。名門の誇りを胸に、祖母が躍動した樫の舞台を見据える。

 関東の名門・藤沢和厩舎がオークスを見据えて送り込むのが良血レッドルレーヴだ。祖母はエアグルーヴ。母ラストグルーヴは1戦1勝で繁殖入りしたが、11年セレクトセールで3億6000万円(税抜き)で落札された期待馬だった。藤沢和師はエアグルーヴ一族の印象について「遅咲きの馬が多いんじゃないかな。あと距離が延びて良くなるタイプも多い」と評する。ルレーヴも例に漏れず。「こういう血統だからじっくり育てている。(生産した)ノーザンファームにとっても特別な血統。走ってもらわないと困るという思いは同じだよ」

 デビュー戦は昨年10月の東京2000メートル。2着に敗れたが、師は「強いメンバーだったから。牡馬相手によく食い下がっていたよ」と振り返る。勝ったのはサトノクラウンの半弟フィリオアレグロ。後に弥生賞を勝ち、皐月賞5着のサトノフラッグには大きく先着した。桜花賞は当初から眼中になく、2000メートルで続戦して2戦目で初勝利。「まだ馬が若いからね。オークスというよりは、まずフローラS。そういう気持ちでやってきた」と師は話す。

 期待が大きいがゆえに、前走フラワーCの2着には不満も残った。「タイミング悪く他馬に外から来られたし、最後も甘かった。中山は上手じゃない」。一定の擁護はしつつも「できれば重賞を一つ勝ってから、この舞台に臨みたかった」と本音も口にした。一方で「東京はいいと思う。素直な馬で調整は凄く楽。体が大きい馬ではないが、それでも少しずつ体重は増えているから」と、愛馬のポテンシャルに信頼を寄せる。

 「今回も強い馬がいるし、桜花賞から(オークスに)来る馬はやはり強い。まずここでどんな競馬をするか。先のことはそれから」。将来性を高く評価しているからこそ、慎重に、入念に見定めながら、まずは春の最初の目標に挑む。

 

f:id:ClaudioSuarez:20200423035734p:plain

2020.04.22 : 美浦:藤沢和雄厩舎

乗り運動後、坂路下でダク、その後坂路1本。

ルレーヴ    54.3-39.8-25.8-12.6 馬なり

セルフィー   54.9-40.3-26.2-12.8 馬なり

助手「上野騎手に乗ってもらって追い切りました。上野騎手は、先日の追い切りの時と大きくは変わらないが安定していい動きだったと話していましたし、今回は競馬後も厩舎で乗り込んでこられたので仕上がりに関しては問題ないと思います。昨日の時点で454kgと前回からはだいぶ増やせましたし、今日の追い切りと輸送を考えても前走からはプラス体重で出せそうですね。今の時点でどれだけやれるか楽しみにしています」

藤澤調教師「いつも言っているように、まだまだ成長途中ではありますが、徐々に体も増えて良くなってきています。打撲はありましたが、今回は今までより競馬後も順調にきましたし、いい仕上がりで競馬にいけそうですよ。強い相手もいますが、今までの競馬を見ると東京のほうがよさそうですし、いい競馬ができると思うので頑張ってもらいたいですね」

 

f:id:ClaudioSuarez:20200423035857p:plain

【サンスポ賞フローラS】レッドルレーヴ坂路で馬なり併入

 フラワーC2着のレッドルレーヴは美浦坂路で4F54秒3、ラスト1F12秒6(馬なり)をマークし、セルフィーと併入。後半はゴール目がけて2頭で真一文字に駆け上がって、最後までしっかりとした伸び脚で好調さを伝えた。

 藤沢和調教師は「そんなにやらなかったが、動きは良かった。まだ馬が若いけど、デビュー戦からいい競馬をしてくれて、能力も高い。東京コースに替わって改めて期待だね」と、重賞獲りに意欲を見せていた。

 

【フローラS】レッドルレーヴ 坂路馬なりで1馬身先着「とにかく順調」

【フローラS(日曜=26日、東京芝2000メートル=2着までに5・24オークス優先出走権)注目馬22日最終追い切り:美浦】レッドルレーヴは坂路で併せ馬。先行した僚馬を2馬身追いかける形でリズム良く運び、ラストは内から馬なりのまま1馬身先着した(4ハロン54・3―12・6秒)。素軽さ十分で、馬も元気いっぱい。2着だったフラワーCからの参戦で引き続き期待は高い。

 藤沢和調教師「中間は在厩で調整してきました。直前も馬なりでしたが、(今年)中山を2回使っているのでこれで十分でしょう。馬体の方もとくに変わりなくきています。とにかく順調ですよ」