7月10日(月)・11日(火)の2日間に渡り、世界有数のサラブレッドセール「セレクトセール2017」(北海道・ノーザンホースパーク)が開催される。
初日に行われる1歳馬セッションの注目馬は、上場番号13番シルヴァースカヤの2016(牡・父ディープインパクト)。母シルヴァースカヤは米国産でロワイヨモン賞(英G3)など重賞2勝を誇り、先日長期休養から復帰したシルバーステート(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)を全兄に持つ。また、今年2歳となる全兄ヘンリーバローズ(牡2、栗東・角居勝彦厩舎)は、一昨年のセレクトセールで1億2960万円(税込)で取引されており、今回はそれ以上の金額が期待される。
主な上場馬は以下の通り。
・上場番号45番:ラストグルーヴの2016(牡・父キングカメハメハ)
祖母に天皇賞・秋(GI)など制し1997年の年度代表馬に選ばれたエアグルーヴを持ち、近親にはルーラーシップやアドマイヤグルーヴ、2015年日本ダービーを制したドゥラメンテがいる。
・上場番号107番:リッスンの2016(牝・父ディープインパクト)
全姉タッチングスピーチ、全兄ムーヴザワールドがいる血統。
2日目は、当歳馬(0歳馬)セッション。
ここでの注目馬は、GI・5勝を挙げているキタサンブラックの全弟にあたる上場番号383番シュガーハートの2017(牡・父ブラックタイド)。ここまでブラックタイド産駒の国内セール最高価格は6696万円(税込)で、キタサンブラックの活躍により値段がいくらまで上がるのかに注目したい。
他には、ターフを沸かせていたのがつい先日、と思ってしまうキズナ(15頭)、エピファネイア(17頭)、ゴールドシップ(4頭)の初年度産駒も登場する。