POG Again

POG歴約20年

角居勝彦調教師が調教師免許を返上

デイリー

年明けから驚くようなニュースが続いていますね。このニュースは、私個人的にも非常に残念です。あまり個人的なことはブログで書かない主義なのですが、この機会にあえて公言させていただきます。私の目標は日本中央競馬会で馬主資格を取り、セレクトセールで購入した馬を走らせることです。なので、一口馬主になるつもりはありません。簡単ではないことですし、いつのことになるかは分かりません。

 
角居厩舎の馬を持ちたいと競馬ファンであれば誰しもが憧れることかも知れませんが、それも私にとって一つの目標でした。おそらく3年後までに達成できるかは、今のところ見通しは極めて厳しいというのが現実です。まぁ、これはどの厩舎へ自分の所有馬を預けるにしても然りですが。

海外で生活をしたことがある方はよくご存じであると思いますが、日本は極めて特殊な国であり大変豊かな国であります。また昨年のダービートレーナーである藤澤和雄調教師やこの角居勝彦調教師らが育った時代というのは、彼らの著書を読めばよく分かります。

 

勝つためにすべきこと (宝島社新書)

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挑戦!競馬革命 (宝島社新書 258)

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彼らに限らず、当時の皆さんが今の時代と比較して相当ご苦労をなさったことは想像に難くありません。何が言いたいのかというと彼らが幸せであると感じる瞬間や価値観が、豊かな時代に育った我々とは違う可能性が極めて高いだろうということです。

 

少し話は逸れますが、日本は宗教の自由が憲法第20条によって定められています。それ以前に、他の国と違って無宗教な国民が非常に多いと思われます。なぜならそれらの国々と違って、平和で豊かであるからです。宗教の良し悪しは私ごときが語るまでもなく、その人々の価値観で判断されるべきだと思います。そして今回のような決断をされた角居調教師には、ご本人も記事で述べられていますが相当な葛藤があったと思います。

 

結論を言うとすれば、角居調教師ご本人にしか分からないことがあり、また同じことを経験されているのであればまだしも、そうでない我々他人が口を挟む余地は全くない。そして本当に彼を応援されているのであれば、今回の決断を黙って尊重するのが筋であると思います。あれだけの成績を上げられ、かつ引退馬プロジェクトにも積極的に参加されている角居調教師が決めたことですから、きっとご本人以外には分からない理由があるのだろうと思います。