POG Again

POG歴約20年

競馬のブランク

f:id:ClaudioSuarez:20170528140804j:plain

 

1993年1月から1995年10月の3年間における日本競馬は私にとっての空白期間である。ナリタブライアンをはじめベガ、ビワハヤヒデ、ウイニングチケット、タヤスツヨシ、ダンスパートナーといった馬たちは、以前接していたそれまでの名馬たちとは違和感を感じる部分がある。メキシコで読売新聞や日経新聞などで競走結果を確認していた以外に、以前アルバイトをしていた中央競馬ピーアールーセンターから月刊誌『優駿』を定期購読して海外発送してもらっていたので、何とか日本で行われている競馬の様子は把握していた。だからサンデーサイレンスやトニービン、ブラインズタイムといった種牡馬にも、メキシコから帰国するまではピンと来ない部分も少なからずあった。

 

3年経って日本へ帰国して初めて見たG1がバブルガムフェローが勝った第114回天皇賞(秋)だった。以前からペーパーオーナーゲームを一緒にやっていた仲間の一人が、バブルガムフェローやエアグルーヴといった馬を持っていて、その活躍に夢中になっていたので、ようやくそれらの馬がどういう馬なのか?というものが分かりかけてきた。そして毎シーズンペーパーオーナーゲームがスタートする節目の日本ダービーが1997年6月1日に行われ、それがサニーブライアンの勝った第64回東京優駿であった。

 

そしてもう一つの空白期間が、2013年4月から2015年11月の3年間である。前回は会社の海外研修という名目でメキシコへ移住したが、今回は自力で現地において就職して最終的には日系企業で通訳をしていた。理由を書くと長くなるので割愛するが自分にとってメキシコは第2の母国であり、こうして日本で過ごしている日々においても毎日ホームシックになるくらい好きな場所であることは間違いない。よってアユサンが勝った第73回桜花賞から、ラブリーデイが勝った152回天皇賞(秋)までは、リアルタイムで見ていない。しかしこの空白期間が前回と大きく異なるのは、今回はインターネットが発達しており瞬時で結果やYouTubeで映像まで見れるという部分である。

 

だからペーパーオーナーゲームも前回は参加することはもちろんのこと、指名馬リストだって赤本などの書籍も出版されていないような時代であったのに対し、今回は全く逆であったしメキシコにいようが参加することが容易い時代になったということである。私のプロフィール欄のタイトルが『メキシコから帰国後、初POG参戦』というになっているのはそういうことであり、ブログのサブタイトルが『POG歴約20年』となっているのも然りである。

 


2013 桜花賞