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指名馬情報:牡馬第5位

牡馬第5位:ラインベック

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【東スポ杯2歳S】良血ラインベックは3着で連勝ストップ ビュイック「2400メートル向き」

 父が三冠馬ディープインパクト、母が三冠牝馬アパパネという血統。無傷の3連勝で重賞初制覇を狙ったラインベックは、最内枠スタートから好位でレースを進め、直線は鞍上のゲキに応え脚を伸ばすも勝ち馬に並ぶまもなく交わされ、さらに後ろから追い上げてきたアルジャンナにも4馬身差も離され3着を確保するのが精一杯だった。

 W.ビュイック騎手「先生(友道康調教師)から馬の後ろにいれば折り合いはつくし、スタートも速い。あとは切れるタイプではないと聞いていて、そこは感じていました。うまく好位で流れに乗れて、いい競馬になったのですがね。勝ち馬にあの勢いで突き抜けられてはどうしようもありませんでした。馬場が硬くて時計が速く、適性の差が出ましたね。優秀な能力があるし、ギアが少しずつ上がるので、2400メートル向きだと思います」

 

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【東京スポーツ杯2歳S】ラインベックは3着で初黒星 ビュイック「勝ち馬が強かった」

◆第24回東京スポーツ杯2歳S・G3(11月16日、東京・芝1800メートル、良)

 8頭によって争われ、1番人気のディープインパクト産駒、コントレイル(栗東・矢作芳人厩舎)がデビューから無傷の2連勝で重賞初制覇を飾った。勝ち時計の1分44秒5は、イスラボニータがマークした2歳コースレコードの1分45秒9を1秒4上回り、オブセッションが阪神でマークした1分45秒6も1秒1上回る2歳JRAレコードとなった。

 ライアン・ムーア騎手を背に中団でレースを進めると、直線半ばで先頭に立ち、あとは突き放すばかりだった。2番人気で2着のアルジャンナ(川田将雅騎手)に5馬身差をつけ、3番人気のラインベック(ウィリアム・ビュイック騎手)がさらに4馬身差の3着。

 アルジャンナの走破時計も従来のレコードを超える1分45秒3だった。ディープインパクト産駒が上位3頭を独占した。

 ビュイック騎手(ラインベック=3着)「馬の後ろで折り合いがついた。切れるタイプではないと思っていたので、好位で流れに乗れたが、勝ち馬が強かった。馬場が固く合わなかったが能力はある。徐々にギアが上がるので2400メートルなら可能性はある」

 

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土曜の府中に「とてつもない」衝撃 1分44秒5、5馬身…

ディープの遺児からまたも大物出現 コントレイル

 従来のコースレコードを1秒4、そしてJRAレコードをも1秒1更新する、1分44秒5のレコード決着。午前中の未勝利戦でも2000mのレコードが更新されたほどの高速馬場で、前半1000m通過も58秒8のハイラップだったことを考えれば、納得できる数字かもしれないが、それにしても並みの馬では叩き出せない、とてつもない時計だろう。

 3着ラインベックは、今日の厳しい流れを前で運んで勝ちに行ったとはいえ、上位2頭とは瞬発力の差があったか。久々の分もあったろうが、過去2戦は時計のかかる馬場でのものであり、速い馬場への対応が今後の課題となるだろう。