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指名馬情報:牝馬第3位

牝馬第3位:リアアメリア

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【新馬勝ち2歳総点検・阪神】8馬身差Vリアアメリア クラシックを意識せざるを得ない素材

【新馬勝ち2歳総点検・阪神】

★土曜(1日)芝外1600メートル=単勝1・2倍の圧倒的な支持を集めたディープインパクト産駒のリアアメリアが2着に8馬身差をつける圧巻の走りを見せ、令和最初の新馬戦を制した。

 出遅れて最後方からのレースとなったが、徐々に前との差を縮め、4角では射程圏に。直線で鞍上の川田が軽く仕掛けるとスムーズに加速し、後続を一気に突き放した。

「見ての通りの強い競馬。まだ粗削りなところが多いけど、大きなところを目指せる馬。これから成長していってくれれば」と中内田調教師。

 次位に1秒8差をつける上がり34秒4をあっさりマークするなど、まさに性能が違い過ぎた印象。早くも来年のクラシックを意識せざるを得ない素材なのは間違いない。

  

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「わざと出遅れ」リアアメリアの★評価は、メンバーレベルが微妙で…

評判◎の素質馬が圧巻デビューV リアアメリア
6/1(土) 阪神5R 2歳新馬 芝1600m外
リアアメリア 牝 馬体重:462kg
★★★★★★★ 7点
騎手:川田 厩舎:(栗) 中内田
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング
父ディープインパクト
母リアアントニア(Rockport Harbor)

鞍上曰く“わざと”出遅れたというスタートから、後方で控える競馬。前半は頭を上げるなど折り合いに苦労するシーンもあったが、なだめつつの追走。直線に向いて馬なりのまま先頭に立つと、そのまま差を広げて8馬身差の圧勝。メンバーのレベルは微妙だが、比較的時計のかかる馬場状態の中で、レースの上がり3Fタイムは同週の芝レース全体で一番速かった。今後の成長が楽しみ

馬体診断
第一印象はとにかくバランスの良さが目立つ馬だということ。実際にパドックで見た馬体も良く、すっきりと無駄のない仕上がり。柔らかな歩様などから確かな瞬発力も感じさせ、距離もある程度はこなせそう。ただ、少しテンションの高さが気になる点か。実戦では馬なりで前を交わす辺り、前向きなタイプなので、コントロールが身に付けば。

血統診断
母はアメリカで走り、繰上げとはいえBCジュヴェナイルフィリーズで優勝。初仔である1歳上の全姉はまだ3戦して未勝利だが、本馬の1歳下の全弟はセレクトセールで2.9億円の値が付いた。母系がアメリカ血統のディープインパクト産駒という定番の組合せだが、本馬は仕上がり早のタイプで、狙うなら桜花賞戦線だろう。

 

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【新馬チェック】前評判が高かったリアアメリアが快勝!


◆6月1日(土)3回阪神1日目5R 2歳新馬(芝1600m)
リアアメリア(牝2、栗東・中内田厩舎) 川田将雅騎手
父:ディープインパクト
母:リアアントニア
母父:ロックポートハーバー
レース評価:★★★★★

1歳冬にノーザンファームで1F14秒台の調教を行うなど、早くから完成度と素質を評価されていた馬。3月に入厩し、ここまで予定通り。今回はどれだけの勝ちっぷりを見せるか注目されたレースだった。ゲートを他馬より遅く出ると後方で折り合いを欠く素振りはあったものの、4コーナーを抜群の手応えで回り、直線でも追うところなく持ったままでゴールイン。2着には8馬身もの差がついていた。衝撃的勝ちっぷりである。

母は米G1BCジュヴェナイルフィリーズの勝ち馬。3歳時未勝利の2歳女王とはいえ、米G1サンタアニタオークス2着など安定した走りを見せており、決して早熟ではないだろう。開幕週の新馬戦に使われた中内田厩舎のディープインパクト産駒といえば昨年の2歳女王ダノンファンタジー。その蹄跡をなぞる活躍が期待される。